アルト歯科・口腔外科
052-791-0821

口腔外科

担当医師=柳澤 拓明

親知らず

親知らずは18から20歳くらいで生えてくることが多く、永久歯の中で一番最後に生えてくる歯です。
あごの小さくなった現代人では萌出に十分なスペースがなく、横や斜めに傾いて生えるものや、骨の中に埋まったままのものがあります。
また、歯ブラシも届きにくく清掃不良になり易い為、虫歯になったり周りの歯茎が膿んだりして痛みや腫れの原因となる事も多い歯です。
必ずしも全ての親知らずが抜歯対象となる訳ではありませんが、痛みや腫れなどの症状がある時は、速やかに歯科医師へ相談する事をお勧めします。

抜いた方がいいケース

  • 歯磨きしづらい生え方をしており、虫歯や歯茎の腫れや痛みの原因になりやすい
  • むし歯、歯周病が進行していて、更にその影響が手前の歯や周囲の歯茎に及んでいる
  • 歯列矯正を考えている・矯正が終了している(親知らずが手前の歯を押す事で歯列が乱れる原因になり得る為)
  • コンタクトスポーツや格闘技をされている方(打ちどころにより下顎の骨折のリスクになる)
  • 長期的に海外、特に歯科医療が整っていない国へ滞在する予定がある

抜かなくてもいいケース

  • 真っ直ぐ生えていて、他の歯と同様に問題なく歯磨きが出来る
  • 一部だけ生えているが、衛生的に問題が無い
  • 完全に骨の中に埋まっていて、今後も問題が起こる可能性が低い
  • 治療(矯正やブリッジの支え)に利用できる

なお抜歯には必ずリスクが伴います。
頻度は低いですが、知覚異常や多量の出血を起こすこともあります。
その為抜歯前の的確な診断が非常に大切です。
当院ではCTを用いた画像診断・麻酔時の痛みを和らげる為の表面麻酔の使用など、患者さんが安心安全に治療を受けられる様心がけています。
親知らずでお悩みの方は是非一度ご相談下さい。

治療の流れ

1)口腔内診査 画像撮影

まず患者さんの話を聞き、その後口腔内を確認してレントゲン撮影や必要に応じてCT撮影も行います。

2)診断結果の説明

現在の状態や抜いた方がいいのか様子見でいいのかを画像を交えて説明します。
わからない事や不安な点があれば遠慮なくご相談下さい。
処置時の流れや、内容と大体の時間、リスクについてもこの時お伝えします。
より安全を期す必要がある難症例の場合は、この段階で大学病院に紹介する事もあります。

3)口腔清掃

抜歯前に歯石除去や口腔内のクリーニングをします。
また、歯茎が炎症を起こしている場合はそこの治療も行います。
炎症部分は術中術後の出血が多くなる、麻酔が効きづらくなる、術後感染が起こりやすくなり腫れがなかなか引かない、等のリスクがあるためです。
抜歯予定の歯の周囲を綺麗にするというのは一見無意味に思えるかもしれませんが、処置後の痛みや腫れを抑制する為に欠かせない処置です。

4)体調確認・術中モニタリング

抜歯当日は体調確認(発熱の有無・気分不快がないか等)後、問題ないと判断すれば処置を開始します。
術中は血中酸素濃度(SpO2)や心拍数、血圧、必要であれば心電図もモニタリングします。
安全に最大限考慮し、患者さんが安心して処置を受けられる様心がけています。
親知らずでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

顎関節症

顎関節症(がくかんせつしょう)は、顎関節やその周囲の筋肉の痛み、関節が動く時の雑音、開口障害や顎運動の異常を主な症状とする障害の包括的診断名であり、これらのうち少なくとも1つ以上を有することが顎関節症と診断する基準とされています。
発症には、様々な因子(解剖学的要因、嚙み合わせ、外傷、精神的要因、日中・夜間のくいしばり等)が関連していると考えられています。

顎関節症の治療

治療法として、薬物療法、スプリント(マウスピース)療法、理学療法などが挙げられます。
現在では生活に大きな支障がなければ手術などの外科的治療を行うことはなく、前述した治療法による症状の緩和が主流です。
また、強い痛みのある状態、あるいは症状を自覚して間もない段階では、咬み合わせの調整などの非可逆的な治療(元の状態に戻せない治療)は行いません。
食事や会話など、口の開け閉めは日常生活で非常に重要です。
顎関節の症状はQOLの著しい低下の原因となりうる為、適切な対応が求められます。
また、顎関節症の症状は別の疾患でも自覚されることがあります。
顎関節に起こる顎関節症以外の疾患はもちろん、歯や耳、鼻など比較的近い器官、さらには心臓などの離れた器官の疾患でも、顎関節症に似た症状が出る可能性があります。
顎関節の症状が長引く場合には、患者さん自身で判断することなく、専門医の診察とMRI検査およびCT検査を受けることをお勧めします。